No.a6fhb802

作成 1998.1

 

「400万人」が「150万人」に
訂正された「アウシュヴィッツ記念碑」

 

 

●ヨーロッパ全体で殺されたユダヤ人の総数は「600万」と言われているが、あまりにも大きすぎて、なかなかイメージしにくい数である。しかし、この「600万」という数は現在のアメリカの全ユダヤ人口とほぼ同じ数である。つまり現在アメリカにいるユダヤ人を1人残らず焼き殺すことに等しいのだ。いかにすごい数かがイメージできるだろう。

しかし、この「600万」という数は揺れ始めている。もしかしたら、もっと少ないんではないかとの声が高まりつつあるのだ。



●1990年7月17日付のポーランドの連帯系の『選挙新聞』が、「アウシュヴィッツ収容所博物館」による調査結果として、400万人に上るといわれたナチス・ドイツの「アウシュヴィッツ収容所」の犠牲者は、じつは約150万人レベルだったことが判明したと発表した。

同博物館の歴史部長によると、調査で確認された犠牲者の数は計約110万人。内訳はユダヤ人が96万人、ポーランド人7万5000人、ジプシー(ロマ)2万1000人、ソ連兵捕虜1万5000人など。死のキャンプからの生還者は22万3000人だったという。


●この実態調査はヨーロッパ各地のゲットー(収容所)で作成されたリストや収容所への移送の際の通信文書などを基に実施された。「実際の犠牲者総数はこの調査結果を上回るだろうが、多く見ても150万人どまり」としている。


●死者400万人とする従来の数字は、ソ連軍が1945年に「アウシュヴィッツ収容所」を解放した直後、ソ連の調査委員会が発表したものであった。

シオニスト・ユダヤ人団体は、このソ連の発表をもとに、ナチス・ドイツによるヨーロッパ全体のユダヤ人虐殺は600万人と主張し、さらに「アウシュヴィッツ収容所」の犠牲者は“全て”ユダヤ人であったと主張し続けてきた。しかし、今回の発表で、「アウシュヴィッツ収容所」の犠牲者は半分以上も減るばかりか、犠牲者はユダヤ人だけでなく、ポーランド人もジプシー(ロマ)もソ連兵捕虜もいたことが明らかとなった。



●今回の調査結果に基づいて、死者は「400万人」と記した「アウシュヴィッツ記念碑」の銘板は1995年に撤去され、「150万人」に訂正された新しい銘板が付けられた。

また、イスラエル共和国の「ヤド・バシェム・ホロコースト博物館」も、実際は100万程度であるとして、下方修正した。さらに、同博物館のイェフダ・バウワー教授は、「ナチスが人間の脂肪から石鹸を作ったことはなかった」と発表した(1990年)。

このことは、日本国内の一般人にはあまり知られていない事実である。

 


犠牲者数が「400万」から「150万」に
訂正された「アウシュヴィッツ記念碑」

見てお分かりのように、しっかり
「ONE AND A HALF MILLION」と刻み直されている

 

●このように、「アウシュヴィッツ収容所」の死者の数は半分以上も減ってしまったわけだが、注意して欲しいのは、ヨーロッパ全体で殺されたユダヤ人の総数=「600万」が訂正されたわけではないという点である。

「600万」という数字は不変である。

「600万」という数字は、ホロコーストの悲劇を語り継ぐ上での重要な「シンボル」となっている。シオニスト・ユダヤ人にとって“冒すべからざる神聖な数字”なのである。「600万」を少しでも否定することは、即、ホロコーストを否定することにつながる。そう簡単に崩れる(訂正される)ような数字ではないといえよう。

 

600万

 

●なお、戦後ずっとシオニスト・ユダヤ人団体が「600万」という数にこだわり続けているのには、きっちりとした「経済的理由」がある。そこに語られている「600万人分」の殺人の代償として、イスラエル国家はドイツ国民に年間8億ドルを10年間、「賠償金」として賦課したからだ。

(ドイツはユダヤ人虐殺などへの個人補償だけでも、円換算で総額約6兆円を支払ってきた)。


●また、アウシュヴィッツの犠牲者が多ければ多いほど、イスラエルに限らず、第二次世界大戦で勝利したアメリカ、イギリス、ソ連にとっても好都合なのである。ヒトラー政権が、より凶悪で、より悪魔的に見えれば見えるほど、そのぶんだけ連合国の主張が、より高貴な、より正当化されたものとみなされるからだ。


●「世界シオニスト機構」の議長を務めたナフム・ゴールドマンは、『ユダヤの逆説』の中で、次のような事柄を率直に述べている。

「ドイツは総額8000億ドル支払うことになった。イスラエルが国家としてスタートした最初の10年間、ドイツからの賠償金がなければ、現在のインフラの半分も整備されていなかっただろう。

イスラエルの全ての鉄道・船・電力設備・産業基盤はドイツ製である。

その上、生存者に支払われる個人賠償があった。イスラエルは現在、ドイツから毎年何億ドルの賠償金をドイツ通貨で受け取っている。もう数年経てば、イスラエルがドイツから受け取った賠償金の総額は、宝石売却による資金の2倍、もしくは3倍になるだろう。この賠償に現在、不服を言う者は誰もいない。」

 


「世界シオニスト機構」の
ナフム・ゴールドマン議長

 

 

 


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